どうも!アメシカです!
みなさんは太宰治、好きですか?
僕は太宰治の「人間失格」を読んでからというもの、すっかり太宰フリークになってしまいました(笑)
太宰の描く世界には、今を生きる僕たちを魅了する何かがあるなあと、太宰の作品を読むたびに思うんですよね!
で、そんな太宰フリーク歓喜ものの『太宰治 創作の舞台裏』という本を購入したので、レビューしたいと思います!
目次
概要
■編 者:日本近代文学館
■出版社:春陽堂書店
■出版年:2019年
■値 段:1800円(税別)
■掲載されているもの
・太宰治の幼少期の家族写真などルーツに迫る資料
・太宰治の学生時代のノートや落書き
・「富嶽百景」「右大臣実朝」などの原稿写真など
・初公開となる「お伽草子」の原稿写真
・「パンドラの匣」などの原稿写真など
・「斜陽」「人間失格」ができるまでの過程を原稿写真から辿る資料
・太宰治とその家族の写真
・太宰治の年表
ポイント1:豊富で見やすいカラー資料
この本のポイントは、やっぱり豊富な写真がカラーで掲載されていることです!
代表作となる「斜陽」はもとより、「人間失格」「お伽草子」などの貴重な原稿の写真が見やすく掲載されています!
また、写真も大きく掲載されているので、間近で太宰の筆跡や原稿への書き込みを見ることができます。
さらに、写真には解説も付いているのでより理解を深めやすくなっています。
ポイント2:作品の裏側に迫れる
太宰治の遺作となった「人間失格」は、これまで勢いに任せて書いた自伝的小説だと思われてきましたが、原稿は何度も修正された跡があり、実際には何度も考えに考え抜いて書かれたものであることが分かります。
こういう風に、実際の原稿を見ることで、太宰がどのように名作を生み出していったかということを見ることができ、作品の裏側に迫っていくことができます!
まとめ:太宰治のファンなら買うべき!!
二つのポイントを書いてきましたが、結論から言えば太宰治のファンなら買うべきだと思います!
特に、この本で初公開となる資料もありますし、何より「人間失格」の原稿を見ることができるのは、本当に凄いことではないでしょうか!?
「太宰はこういう感じで原稿を書いていったんだなあ」とか「ここでこういう修正をしたのか」とか、より作品への理解を深めることができます。
あと、太宰が学生時代に書いた落書きや、太宰治のルーツに迫るものもあるので、太宰本人への理解も併せて深められます。
お値段も安いですし、ぜひオススメしたい一冊です!!
それでは、チュース!