歴史

【歴史】古くから語り継がれる日本の鬼5選

どうも!アメシカです!

最近は『鬼滅の刃』が凄まじい人気ですね!

無限列車編の映画を観に行った方も多いのではないでしょうか?

そんな『鬼滅の刃』でも登場する「鬼」ですが、僕たちが住む日本には古くから多くの「鬼」の存在が語られており、「鬼」と共に暮らしてきたと言っても過言ではありません。

そこで今回は、古くから語られる代表的な「鬼」を5体ご紹介します!

目次

『酒呑童子』

酒呑童子は、丹羽国の大江山あるいは山城国京都と丹波国の国境にある大枝に住んでいたと伝わる鬼の総大将です。

お酒を飲むことが好きであったことから、鬼の部下たちから酒呑童子と呼ばれていました。

一条天皇の時代、酒呑童子は京都の若者たちを次々と誘拐するという悪事を働いていました。

そこで、天皇の命令によって源頼光や藤原安昌、渡辺綱たちによって結成された討伐隊が酒呑童子の住処に言って鬼退治をすることになります。

ただ、普通に行っても怪しまれて警戒されるだけなので、討伐隊は山伏に変装し、一晩の宿を求めるふりをして酒呑童子たち鬼の住処に入ることに成功しました。

そこで討伐隊はお酒を振る舞い、最後は酔っぱらって眠ってしまった酒呑童子の首を切り落とし、酒呑童子は退治されました。

退治された後、酒呑童子の首は宇治にある平等院の宝蔵に納められたと言われています。

酔っぱらった挙句、首を切り落とされてしまうという何とも言えない結末を迎えた鬼であると言えます。

『茨木童子』

茨木童子は、平安時代に大江山を本拠地にして京都で暴れ回っていたと伝わる鬼で、酒呑童子の家来であったとされています。

源頼光と藤原安昌らで結成された鬼の討伐隊が酒呑童子を退治した際は、鬼退治で有名な渡辺綱と戦っていましたが、酒呑童子が討たれるのを見ると敵わないと悟り、一人だけその場から逃走しています。

その後、どういう訳か京都付近に戻ってくるのですが、ここで宿敵とも言える渡辺綱に腕を切り落とされ、泣く泣く実家に帰っていくという結末を迎えます。

退治されるわけでもなく、腕を切り落とされてしまい実家に帰るという何とも悲哀に満ちた鬼であると言えます。

『天邪鬼』

天邪鬼は、人の心を察して口真似などで人をからかうと伝わる鬼です。

小鬼とされており、何かと小物感漂うパッとしない印象の鬼ですが、実はその出自は日本神話に由来するなど他の鬼を圧倒する古さと権威を誇る鬼です。

また、日本全国に伝承が残っており、子守をするという言い伝えが残っている地域もあります。

ある意味、一番身近な鬼であると言えるかもしれません。

『牛鬼』

牛鬼は、海岸に現れて浜辺を歩く人間を襲うと伝わる鬼です。

西日本全般に伝承されている鬼ですが、その性格は非常に残忍かつ獰猛で、毒は吐くし人を食い殺すことを好むという救いようの無い鬼として伝わっていることが多く、他の鬼のようなお茶目さは一切ありません。

普通この手の見た目の化け物は「実は心が優しく、人間と仲良く云々」とかじゃないんですかね・・・

また、伝承では昆虫の羽を持つものもおり、空から飛来してきたという話も伝わっていると言います。

ただでさえ救いようがないのに空から降ってくるんじゃねえよ・・・

『羅城門の鬼』

羅城門の鬼は、平安京の羅城門を住処にしていたと伝わる鬼です。

酒呑童子を退治した討伐隊の一人であった渡辺綱と戦い、腕を切り落とされてどこかに逃げていってしまったと言われています。

また、腕を切り落とされて逃げていくという描写は茨木童子と似ているため、同じ鬼なのではないかと言われることもあります。

鬼って腕切られがちなんですかね・・・?

まとめ

『鬼滅の刃』の人気で「鬼」という存在が再び注目を集めつつある昨今ですが、古くから僕たち日本人は「鬼」と共に暮らしてきました。

無惨さまも良いですが、昔から語られている「鬼」たちにも注目してみると、より『鬼滅の刃』も楽しめるかもしれません。

それでは、チュース!

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