どうも!雨鹿です!
子供たちに語り継がれる学校の怪談シリーズ2回目となる今回は、「赤い紙、青い紙」をご紹介します!
目次
赤い紙、青い紙とは
古くから語られている学校の怪談の一つで、トイレの花子さん同様に地方によって若干の差異はありますが、一般的なものとしては次の通りです。
ある夕方の学校で、子供がトイレで用を済ませ紙で拭こうとしたところ紙がなく、困っていたらどこからともなく声が聞こえてきました。
その声は「赤い紙が欲しいか?青い紙が欲しいか?」と問うので、子供は「赤い紙」と答えました。
次の瞬間、子供の身体中から血が噴き出し、子供は死んでしまったのでした。
この話を聞いた別の子供は、怖がってはいましたが我慢することができずトイレに行きました。
案の定、どこからともなく「赤い紙が欲しいか?青い紙が欲しいか?」と問われたので、以前の話を思い出し、「青い紙」と答えました。
次の瞬間、子供は身体中の血を全て抜き取られ、真っ青になって死んでしまいました。
様々なバリエーション
最も一般的なものは先程の噂ですが、色が「赤と白」の組み合わせであったり、「紙」ではなく「チャンチャンコ」や「手」であったりなど、バリエーションが豊富であるのもこの怪談の特徴です。
ちなみに、僕が小学生の時は「赤いチャンチャンコか白いチャンチャンコ、どちらがいいか?」と問われるとされており、「紫のチャンチャンコ」と答えると助かることができると噂されていました(笑)
噂の起源
各地方に様々な形で語り継がれている「赤い紙、青い紙」ですが、この噂が語られ始めたのは1930年代とされており、トイレの花子さんよりも古い噂であるようです。
そんな「赤い紙、青い紙」の起源は主に以下のように語られています。
・どこからともなく聞こえる声からの問いかけに対して、どのように答えるかで最終的に凄惨な結末を招いてしまう話であることから、学校で試験に答えラれないことへの恐怖心から生まれた噂である。
・京都で昔から語られている「カイナデ」というトイレに出現するという妖怪の撃退方法が「赤い紙やろか、青い紙やろか」と唱えることであるという伝承が、いつの間にか学校の怪談に取り込まれた。
「赤い紙、青い紙」まとめ
2日間連続でトイレネタを投稿してしまいましたが、別に悪意はありません(笑)
ここで気付いたのは、子供たちにとってトイレという場所が少し異世界感のある空間として捉えられているということです。
そんなに人も多くなく、なんだかいつも薄暗い空間ですから、ちょっとした暗がりに様々な怪異が潜んでいると想像するのは、想像力が豊かな子供たちだからこそではないでしょうか。
まあ、夜中の学校にあるトイレなんて大人でも普通に怖いですが…(笑)
それでは、チュース!