どうも!雨鹿です!
最近は日に日に熱くなっていますが、こういう時期にぴったりなのはホラーや妖怪などではないでしょうか!?
個人的にそのような分野は大好きなので、ホラーや妖怪、オカルトなどの記事を多く投稿できればと思います!
その第一弾ともいうべき今回の投稿は、妖怪です!
妖怪と言っても、この日本には本当に多くの妖怪が昔から存在してきたわけですが、その中でも個人的に好きな、愛すべき妖怪たちを4つ紹介していきたいと思います!
目次
愛すべき妖怪たち「二口女」
二口女は、江戸時代の奇談集『絵本百物語』で紹介されている妖怪で、後頭部にもう一つの口を持つ女性の妖怪です!
元は普通の人間で、この女性は後妻としてある家に嫁ぎます。
その家には先妻の娘がいたのですが、この後妻は自分が産んだ子供のみを可愛がり、先妻の子供にはろくな食事も与えず、遂に餓死させてしまいます。
先妻の子供を餓死させてしまってから少しの後、夫が薪を割っていたところ、振り上げた斧が誤って後妻の後頭部をかち割ってしまいました。
命は助かった後妻でしたが、その傷口が人間の唇のようになり、頭蓋骨の一部が突き出して歯になり、肉の一部が舌の様になったのでした。
そしてこの傷口は、ある時刻になるとしきりに痛みだし、食べ物を入れると痛みが引いたといいます。
さらには傷口から声まで出るようになり、「心得違いから先妻の子を殺してしまった、間違いだった。」と言ったと伝えられています。
何かしらの悪事を働いた人間が、後にしっぺ返しを食らう話は多くありますが、この二口女は、その支払う代償が大きすぎましたね...
後頭部に口ができてしまうなんて、絶対に嫌です...
愛すべき妖怪たち「海坊主」
海坊主は、その名の通り海に住むとされる妖怪です!
多くは夜に現れるとされており、それまでは穏やかだった海面が突然盛り上がり、黒い坊主頭の巨人の姿をしていると言われています。
その体は凄まじく大きく、数メートルから数十メートルと言われています。
実はその多くは、入道雲や大波などの自然現象という説や何か実際に存在する生物を見誤ったという説があります。
まあ、いずれにしても巨大な化け物が海からいきなり現れたら怖いですけど...
愛すべき妖怪たち「がしゃどくろ」
がしゃどくろは、戦死者や野垂れ死した者などの埋葬されなかった死者たちの骸骨や怨念が集まって巨大な骸骨の姿になったとされる妖怪です!
夜中にガチガチと音を立てながら彷徨い歩き、生きている人間を見つけると襲いかかり、握り潰して食べると言われています。
実はこのがしゃどくろ、他の妖怪たちと異なって、1960年代頃に創作された比較的新しい妖怪であると言われています。
初めて書籍に登場したのは、山内重昭氏の『世界怪奇スリラー全集2 世界のモンスター』に収録された斎藤守弘氏による妖怪記事で、その後に水木しげる先生や佐藤有文氏に取り上げられるなどして、有名になっていったようです。
また、がしゃどくろのイメージとしては歌川国芳の浮世絵『相馬の古内裏』に描かれている巨大な骸骨の化け物が参考にされていて、この浮世絵はがしゃどくろとの直接の関係はないのですが、今日におけるがしゃどくろ像を決定付けるものとなったようです。
こんなラスボスみたいな見た目をしているのに、妖怪界では新入りなんですね!
愛すべき妖怪たち「ぬらりひょん」
これまで3つの妖怪を紹介してきましたが、最後に紹介するのは僕が個人的に最も好きな妖怪「ぬらりひょん」です!
ぬらりひょんは、瓢箪鯰のように掴まえどころがない化け物であると言われています。
様々な絵巻などに登場する非常にポピュラーな妖怪ではあるのですが、その詳細は不明な部分が多い、妖怪の中でも群を抜いてミステリアスな存在であると言えます。
最近では、妖怪の総大将というイメージが定着しているぬらりひょんですが、実際にはそのような文献はなく、藤沢衞彦氏の『妖怪画談全集日本篇上』に収録されている鳥山石燕のぬらりひょんの図版の下に付けられた「まだ宵の口の燈影にぬらりひょんと訪問する怪物の親玉」という部分が拡大解釈されていったものであるとされています。
しかし、その存在自体が異彩を放つぬらりひょん、個人的には妖怪の総大将と言っても過言ではないと思っています!
まとめ
日本には、古くから多くの妖怪が語り継がれ、ある時は恐れ、ある時は共存しながら妖怪たちと共に生きてきました。
この記事で紹介した妖怪たちは、数あるものの中から個人的に好きなものをピックアップしたもので、魅力的な妖怪はまだまだ多く存在しています。
日本の文化と言ってもいい妖怪たちを、今だからこそ調べてみるのも面白いのではないでしょうか!
それでは、チュース!